昨日行われたSDGsみらい塾フォーラム。
東洋学園大学の古屋力教授やThink the Earthの上田壮一さんの講演、そしてみらい塾第一期生の発表など、3時間半のフォーラムがあっという間に過ぎました。
【古屋先生】
- 「国家」という概念が壊れつつある現在、市民一人ひとりの参加が不可欠。”どらえんもん”のどこでもドア”のように、17のドアの向こうに明るい未来がつながっていると考えよう
- 自分の思い込みを捨て、多様性を重んじる。相手を尊重すること
- 環境を安定させ、人口増加を食いとめ、戦争をやめることでコスト増加をおさえることが可能
- 高速道路を早く降りて、SDGsの道を歩くべき
- 人類はゆでガエルか、はたまた飛躍するカエルになるか!
- ドイツは、2030年までに石炭を全廃するといっているが、日本は石炭を引き続き推進すると言っている。パリ協定をしっかり守るべき
- 30年前のセバン・スズキの伝説のスピーチ(1992年)と今年のグレタ・トゥーンベリーのCOP24でのスピーチ 何も変わってはいない
・https://www.youtube.com/watch?v=XjlUyVnDGIA
・https://www.youtube.com/watch?v=h-ICELS3NPg
【みらい塾発表】
学生の立場から、企業家の立場から、壮年部の立場から、それぞれみらい塾で感じたことを発表してもらいました。
- 北鎌倉女学園の生徒二人からの発表。17のゴールな中で一番印象に残っているのはそれぞれ、#6の「安全な水とトイレを世界中」に と #5「ジェンダー平等を実現しよう」
- それぞれみらい塾で学んだことと
・実際に体を動かしながら学べるので印象に残る
・グループのメンバーと様々な着眼点から考えられる
・専門分野の先生たちから生の声が聴ける
【上田壮一さん】
- ほうっておけば未来は誰かがやってくれる。そこに乗っかっていけばいい、という気持ちではもうだめ。未来は自分が創り出していくもの。
- Fasion Revolution バングラデッシュ、ラナプラザのビル崩壊事故では、1127人が死亡、2500人が負傷。劣悪な環境のなかで、低賃金で長時間労働を強いられた結果、作り出された安価なTシャツや洋服をみなさん着たいですか?その事実を知れば誰もが、そんな犠牲の上でできる洋服は着たくない、と。
- 消費行動⇒社会行動⇒社会変容 へとつながる。対立行動ではなく
- 「SDGsは自分にとって世界とつながるパスポートです」と発言した学生
- 多世代コミュニケーションによって解決していこう
『We are still in! トランプ大統領がパリ協定離脱しても、米国の企業、自治体、大学等の2500以上が「我々はパリ協定にとどまる」ことに署名。
今や国家の時代ではない。市民、自治体、企業が自ら動くべきとき。
すべては自分の中でも出来事、と考える。SDGsを自分事としてやる。』
という言葉に強く心動かされた一日でした。高校生もとてもハキハキとしっかりした発表で、これからこのような若者たちがどんどん増えていくことを心より望みます。そして、これからの時代をあきらめずに一歩でも前進できるよう私たち大人一人ひとり自覚して行動していかなくてはならない、と強く感じた一日でした。