この度、SDGs活動支援センターでは『かまくらSDGs推進センター設立についての陳情書』を提出しました。総務常任委員会での議論ですが、結論として、推進センターの存在の重要性の議論をすることなく、予算がない、民間の建物を借り上げるシステムもないということで終わりました。「継続審議」ということで事実上のお蔵入りです。残念です。

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1 陳情の要旨
「SDGs未来都市かまくら」として、2030年までの「SDGs行動の10年」を迎えるにあたり、市、市民及びNPOなど諸団体のSDGs目標達成向けての活動を集約し活性化すると同時に、その活動と成果を国内外に発信するための施設「かまくらSDGs推進センター」の設立を陳情する。

2 陳情の理由
鎌倉市は、全国に先駆けてSDGs未来都市の指定並びにモデル事業の認定を受け、市の第3次鎌倉市総合計画、第4期基本計画へ実装し行政体としてのSDGsへの取り組みが行われている。市独自のSDGs推進隊、神奈川県の「SDGsつながりポイント」による地域通貨「クルッポ」も実証実験をおえ、本格的な活用が試みられている。
一方において市民並びにNPO活動におけるSDGsの認知度、達成への貢献には、顕著なものがないといえる。
しかし、コロナ禍で在宅を余儀なくされている高校生、大学生をはじめとして若者の「地元鎌倉でSDGs活動がしたい」という要望が大きくなってきていることは、SDGs行動の10年には好機である。
残された10年における若者を中心とするSDGs活動を支えるための施設
「かまくらSDGs推進センターの設立」
を陳情する理由はここにある。
SDGs推進センターには、
(1)鎌倉市におけるSDGsの計画、成果、プロジェクトなどの展示
(2)SDGs関連図書、写真、映像などの視聴機能による活動喚起、支援
(3)何かしたい若者へのボランティア、プロジェクト紹介
(4)他市からの来訪を迎え入れる
(5)気軽に訪れ、SDGsの対話ができるスペース
(6)ビジネスセクターとのマッチング機能
などの諸機能の装備が望まれる。
市内の空き屋、空きスペースを活用し、かまくらSDGs推進センターの実現を切望する。
以上陳情する。
令和3年2月2日
提出者 鎌倉市御成町11-40
一般社団法人SDGs活動支援センター 代表理事 小島 政行

鎌倉市議会議長 久坂 くにえ様