第8回鎌倉SDGsみらい塾。(主催:鎌倉ユネスコ協会、協賛:一般社団法人SDGs活動支援センター)
第一部が、特定非営利活動法人湘南ビジョン研究所の片山清宏さんによるゴール14『海の豊かさを守ろう』そして、第二部は、特定非営利活動法人サヘルの森の榎本肇さんによるゴール15『陸の豊かさも守ろう』でした。

まずは、ゴール14。以下三部作。
(1)海ごみの現状と課題
(2)私が取り組んでいること
(3)海ごみをなくすために

(1)海ごみの現状と課題
・海のゴミは、川から流れてくるゴミが7割と言われている。
不法投棄のタイヤ、医療器具、建設資材、花火のゴミ等々いろいろあるが、実際のところ漁具もとても多い。釣り糸の塊に魚がかかったいたりする。
・20年間ゴミ拾いの活動をやっているが、現状減ってはいない。
・国の予算は4億から2億に減らされているが、マンパワー(ボランティア)の数は5万人から15万人にふえている。

(2)私が取り組んでいること
・由比ガ浜海岸は、日本初の「ブルーフラッグ」認定の海岸である。33項目の認証基準をクリアし、2016年4月にはじめてブルーフラッグを認められた。(アジアで初めて)
・湘南ビジョン大学。年間24講座やっている
・江ノ島にseabinというプラごみ回収機を2機取り付けた。

(3)海ごみをなくすために
それでは、海岸ごみはどうすればなくすことができるか?
1、国連(事務総長)
2.日本(内閣総理大臣)
3.鎌倉市(市長)
4.企業(社長)
5.NPO/市民(代表理事)
6.家族(父)

上記のそれぞれの立場になり切って、何ができるのか?解決策はあるのか?グループディスカッションで考えて、各グループの代表者が発表をしました。

  1. 国連:地球環境について各国での授業を義務化する。プラスチックの生産量にあわせて課金。国連主催のアワードをつくる。
  2. 日本:環境(目的)税をかける。不法投棄の取り締まりや、生分解性の商品開発の研究費にあてる。河川のクリア度の基準を高くする。ペットボトルをデポジット制にする。企業が商品を出荷時に容器の税金をかける
  3. 鎌倉市:観光客のごみ持ち帰りキャンペーン。市民に清掃ボランティアの支援。マスメディアへの露出、鎌倉市の取り組みを宣伝してもらう。
  4. 企業:マイボトルを促す。環境団体に寄付、生分解性プラスチック推進。企業同士の連携(キリン、アサヒ、サッポロなど)容器の共通。瓶の共通化。
  5. NPO:ロビー活動。仕組みづくり。宣伝・広告
  6. 家族:家族で月一でレジャー。子供を幼少期からしつける。大人になったときに環境問題に取り組めるように導く。

いろんな意見がでて、各グループで盛り上がりました。
このようなブレスト重ねていくことに、とても意義を感じました。​

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